Java初心者の競技プログラミング日記

Dvorak配列でjavaを書いてます

『スッキリわかるJava入門』を読んだ

スッキリわかるJava入門 第2版 (スッキリシリーズ)

スッキリわかるJava入門 第2版 (スッキリシリーズ)


経緯と動機

実をいうと僕はJava学習を一度挫折している。Javaを勉強するためにこの本を買ったはいいが、半分ほど読んだところで放り出してしまい、一年近く経ってから、競プロをはじめると同時にJava学習も再開した。この本を選んだ理由は、なんとなく分かりやすそうだったから。


雑感

自力でRPGゲームを作ることを夢見ている新入社員を主人公に据え、ほぼすべての解説がRPG仕立てになっている。たとえば、クラスを説明するときに用いられるサンプルが「ヒーロークラス」「モンスタークラス」であったり、メソッドを説明するときに用いられるサンプルが「攻撃メソッド」「逃走メソッド」であったり、といった具合だ。僕もRPG(とりわけローグライク)を作りたいと思っていた人間なので、RPG仕立ての解説にはすんなりと入っていけた。


この本から学んだこと

クラス・メソッド・インスタンスの使いかたを学べたのが一番大きな収穫。競プロを再開してしばらくの間は、メソッドの作りかたすら知らない状態でひたすらA問題やB問題を解いていたような状況だったので、この本でそれらをまとめて学ぶことができて本当によかったと思う。上記三つを使えるようになれば競プロの問題も解きやすくなるし、いざアプリを作ってみようとなったときにはもちろん必須の知識であることは言うまでもない。オブジェクト指向も、完全ではないにしろ、ぼんやりとは理解できた。それと、オブジェクト指向について思ったのは、「オブジェクト指向」というより「現実世界をシミュレーションしようとするプログラミング方法」といったほうが分かりやすいのではないか、ということ。あるいは、現実模倣指向とか。


こんな人にオススメ

・プログラミングの経験が皆無で、初めてのプログラミング言語としてJavaを学んでみたい人
オブジェクト指向カプセル化・継承・多様性)についての理解があいまいな人